「人狼」って何?
人狼ゲームの基本や醍醐味をやさしく解説
最近、テレビやYouTubeでもたまに出てくる「人狼」という言葉。
このページでは「人狼とは何か、どんなものなのか全く知らない」という方に向けて、人狼ゲームの基本をやさしく解説します。
1. そもそも「人狼」とは?
読み方は、「じんろう」です。
「人間に化けた狼(嘘つき)」のことを指します。
そして、その人狼を話し合いで見つけ出すゲームが、人狼ゲームです。
人間の中に、敵が紛れ込んでいる
プレイヤーは「市民」と「人狼」の2つのチームに分かれます。
誰が人狼なのかは、人狼本人たちにしか分かりません。ただし、人狼の人数は市民も知っています。9人で遊ぶ場合、人狼を2人(人狼以外を7人)とすることが多いです。
人狼は人間のフリをして、巧みに嘘をつき、市民に溶け込んでいます。
市民たちは、会話の矛盾や声のトーン、態度の変化を頼りに、「誰が人狼か?」を推理していきます。 まさに言葉によるドッジボールのようなものです。
実際に人狼ゲームで遊ぶときは、別途1人ゲームに参加しないGM(ゲームマスター)が居て、人狼の割り振りなど配役を決めます。アプリの場合はGMの役割をシステムが担います。
2. 人狼ゲームのルール
人狼ゲームは以下の流れで進みます。
- 配役を決める(自分の配役だけ確認する。人狼は仲間を確認する。)
- 以下の「昼のターン」と「夜のターン」を交互に繰り返す
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昼のターン
全員で議論する時間です。「あの人の発言がおかしい」「私は人間です!」と話し合います。最後に「一番怪しい人」を多数決で一人選び、追放します。(追放された人は、死人扱いで以後会話に参加できません。)
夜のターン市民たちが眠っている間に、人狼たちがこっそりと市民を一人襲撃します。市民チームは、朝になると仲間が減っていることに気づきます。(襲撃された人は、死人扱いで以後会話に参加できません。)
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追放と襲撃で人数が減るたびに、以下の勝利条件を確認する
- 市民:人狼を全員追放できれば勝利
- 人狼:生存している人狼の数が市民と同数になれば勝利
※勝敗が決まったらゲーム終了
3. 個性豊かな「役職」たち
人狼ゲームをさらに奥深くしているのが、ただの市民や人狼以外にも存在する「特殊な能力を持った役職」です。
すべてのプレイヤーに能力があるわけではありませんが、これらの役職が推理の決定打になります。代表的な4つを見てみましょう。
主な役職一覧を見る
夜のターンに一人を選んで、その人が「人狼」か「人間」かを知ることができます。市民チームの要となる重要な役職です。
夜のターンに一人を選んで、人狼の襲撃から守ることができます。自分自身を守ることはできません。
昼のターンで多数決で追放された人が「人狼だったかどうか」を、夜のターンに知ることができます。
人狼チームですが、占い師の占い結果は「人間」と出ます。場を混乱させ人狼が勝つように誘導します。
「占い師」が居るなら、人狼を当てれば簡単に終わるんじゃないの?
占い師が居れば、人狼はすぐに分かりそうに見えます。
しかし実際のゲームでは、人狼側が占い師を名乗ることも多く、結果として複数の占い師が現れる場面がよくあります。
本物の占い師は1人だけなので、市民たちは占い結果をそのまま信じることはできません。
本物の占い師は自分が本物であることを示す必要があり、市民もまた、誰が本物なのかを見極める必要があります。
そのため、そう簡単には終わりません。一見シンプルに見えて、実は奥深いゲームなのです。
4. どんなところが面白い?
市民と人狼、それぞれ違う楽しさがある
市民チームになったときは、会話の中から違和感を見つけ、誰が嘘をついているのかを推理していく面白さがあります。
一方で人狼チームになったときは、正体を隠しながら会話に参加し、嘘がばれないよう立ち回るスリルを味わえます。
同じゲームでも、立場が変わるだけでまったく違う体験になるのが人狼ゲームの特徴です。
何度遊んでも飽きない
人狼ゲームは、ルールやメンバーが変わらなくても、何度遊んでも飽きない魅力があります。
その理由は、ゲームの展開を決めるのが「人の発言」だからです。
誰が何を話すか、与えられた役職からどんな考え方をするかによって、毎回まったく違う流れになるのが人狼ゲームの醍醐味です。
非日常のドキドキ感
いつ自分が疑われるのか、誰が狙われるのかは分かりません。
市民でも人狼でも、その場の会話次第で状況が大きく変わります。
予想外の展開が続くからこそ、自然と没頭してしまう。
このゲームでは、映画やドラマの登場人物になったような刺激的な体験ができます。
5. まずは「観る」ことから始めよう
「いきなり見ず知らずの人と話すのは、ちょっと怖いかも…」
そう感じるのは当然です。このゲームは奥が深いため、何も知らずに参加すると戸惑ってしまうかもしれません。
そこでおすすめなのが、「まずは動画で、先輩たちのプレイを観戦する」ことです。
\ プレイをのぞいてみよう、以下をクリック /
人狼メトロポリス
YouTubeには多くのプレイ動画があり、特にオーソドックスなオンライン人狼アプリ「人狼メトロポリス」の動画は、初めての人でも状況が分かりやすくなっています。
登場人物は席番号で呼ばれ、役職や結果も画面に表示されるため、誰が何をしているのかを追いやすいのが特徴です。
用語については、基本用語集も併せてご参考ください。
上手な嘘や鋭い推理を見ているうちに、自然とルールが頭に入ってきます。
「楽しそう」「自分ならこう話すかも」と感じたら、それがデビューの合図です。
初心者に分かりやすい配役例(9人)
例:占い師1 / 霊媒師1 / 騎士1 / 市民3 / 人狼2 / 狂人1
※配役は遊び方や人数によって調整されます。まずはこの形を覚えると、動画も理解しやすくなります。
6. 人狼ゲームのよくある質問 (FAQ)
Q. 1ゲームにかかる時間はどのくらいですか?
かかる時間には幅がありますが、1時間を目安とすると良いでしょう。早くて10分、時には1時間以上かかる場合もあります。1日の議論時間の設定と、参加人数、そしてゲーム展開によって変わります。
Q. 何人くらいで遊ぶのが一般的ですか?
少人数から大人数まで遊べますが、6〜13人程度がよくある人数です。もっと多い場合もあります。人数に応じて役職を調整することで、どの人数でも楽しめるゲームです。
Q. 途中で脱落したら、もう何もできませんか?
観戦する形で最後まで楽しめます。自分の残した発言がそのあとの展開にどう影響していくのか、結果を見守るのも人狼の楽しみ方のひとつです。
Q. 人狼ゲームはどんな人に向いていますか?
特定の人に向いているわけではなく、誰でもハマる可能性のあるゲームです。FPSや格闘ゲームのような難しい操作は不要なので、ゲーム好きでなくても全く問題ありません。ジャンルとしてはボードゲームに近い楽しさがあり、そうした遊びが好きな人は馴染みやすい傾向にあります。
Q. ひとりでも始められますか?
はい。特にオンラインの人狼ゲームでは、ひとりで参加する人がほとんどです。初めての場合は、あらかじめ観戦し雰囲気を知っておくと安心して参加できます。
初心者向け「基本用語集」
プレイ中によく出てくる用語をまとめました。
- 白(しろ) / 黒(くろ)
- 占い師の結果などで使う。「白」は人間、「黒」は人狼を指す。
- グレー
- まだ占い師に占われていないなどで、白か黒か分からない人のこと。
- 吊る(つる)
- 昼のターンの投票により追放すること。「私は今日、Aさんを吊りたい」のように使う。
- 噛む(かむ)
- 夜の時間に、人狼が市民を襲撃すること。
- CO(シーオー)
- カミングアウトの略。「私は占い師です」のように、自分の役職をみんなに明かすこと。
- メタ推理
- ゲーム開始以降の内容ではなく「前回、人狼だったから」など、ゲーム外の要素で推理すること。マナー違反とされることが多い。
- 囲い(かこい)
- 人狼チームの誰かが占いCOをして、仲間の人狼に白結果を出すこと。
- 身内切り
- 人狼同士であることを隠すために、あえて仲間の人狼を疑う素振りを見せること。
- グレラン
- 投票先をグレーのプレイヤーに絞ること。グレーランダムの略。
- ローラー
- 同じ役職を名乗る人間を毎ターン吊っていく戦略のこと。例えば、占いローラーなら占いCOしている人を順に吊っていくことを指す。
- 潜伏(せんぷく)
- 役職を持っていても、COせずに黙っていること。
- PP(ピーピー)
- パワープレイの略。人狼チームが投票数で優位になり、話し合いで市民が対抗できなくなる状態のこと。例えば、人狼と狂人と市民が1人ずつ残っている盤面などを指す。
初日(1日目)は何を話せばいい?ポイント4つ
- 情報の出る役職(占い師など)のCOがないか確認
- 発言が少ない人を放置しない(ただし“寡黙=人狼”とは限らない)
- 怪しいと思う理由(矛盾・視点漏れ・なぜ投票したいのか)を明確に話す
- 慣れてきたら、市民陣営としてどうやって勝利していくのか(進行論)を話す